(1) S prevent /keep /stop X from V-ing 〔SはXがVすることを妨げる、SのためにXはVできない〕
☞ stop の場合 from は省略可。prevent の場合も省略されることがあるが、諸君は省略しない事。
・Cold weather
keeps many plants from blooming.
[Genius-III]
寒い天候のために、多くの植物が開花できない。
・We have to
take some urgent measures to prevent this poultry/bird flu from spreading.
この鳥インフルエンザが拡大しないように、我々は何らかの緊急手段を講じなければならない。
(2) S make X V 〔SはXにVさせる、SのためにXはVする〕
・An emergency case
has made a lot of outpatients wait for more than two hours.
急患のために、多くの外来患者が2時間以上も待たされている。
・ What made you miss the deadline to submit this report?
あなたは何でこのレポートの提出期限に遅れたのですか。
(=Why did you miss the deadline to submit this report?)
S make
X Y 〔SはXをYにする、SのためにXはYになる〕
・What he said
made the situation much worse. 彼が言った事が、状況を更に悪化させた。
・If it’ll make her happy, I’ll give up smoking. 彼女が幸せになるのなら、俺は煙草を止めるよ。
☞ 条件を表す副詞節であっても ”If it makes her happy,…” は不可。
(3) S keep
X Y(Y:V-ing か adj.)〔SはXをYにしておく、SのためにXはYである〕
・That climate testing has kept us very busy for long time.
あの臨床実験のために、私達は長らく忙しい状態だ。
(4) S bring X to Y
〔SはXをYに連れてくる、Sで/SするとXはYにたどり着く〕
・About a
twenty-minute walk brought me to the seashore.
約20分も歩くと、私は海岸にたどり着いた。
(5) S remind X of Y(=When X+V+S, X remember Y の書き換えも多い)
〔SはXにYを思い出させる、SをVするとXはYを思い出す〕
・That faded
medical record reminds me of that awfully sorrow day.
あの色あせたカルテを見ると、私はあのひどく悲しい日を思い出す。
(6) S lead X to Y
〔SはXをYに導く、S(の方)を行くとXはYにたどり着く〕
・The distant
light led me to a small cottage.
その遠方の明かりの方に行くと、私は小さな小屋にたどり着いた。
(7) S enable X to-V 〔SはXがVすることを可能にする、SのためにXはVできる〕
・The development of medical apparatus has enabled surgeons to perform more
difficult operations.
医療器具の発達のお陰で、外科医はより難度の高い手術を行えるようになった。
・The sharp rise
in the value of the yen has enabled us to import more goods.
急激な円高のために/お陰で、私達はより多くの商品を輸入できるようになった。
☞ 「無生物主語構文」と呼ばれる範疇で扱われる動詞は数多く存在し、様々な分類形態があるが、Royal English Grammar-II (2000年度版)では次のように分類している。
(1) 無生物が主語
①「~させる」型:cause, make, compel, force, oblige, allow, permit, enable, etc. ②「~するのを妨げる」型:keep, prevent, stop ③「~を連れて行く(来る)」型:bring, carry, take, lead ④「~(の状態)にする」型:
get, put, set; drive ⑤「~(の状態)にしておく」型:keep, leave ⑥「~を示す」型:prove, reveal, show,
suggest, teach, tell ⑦「~(の犠牲)を払わせる」型:cost, deprive, require ⑧「~(の手間)を省かせる」型:
save, spare ⑨「~を思い出させる」型:remind ⑩「その他」:give, obtain; find, etc.
(2) 疑問詞が主語
☞ その他、次のような動詞がある。
admit, bewilder, brighten, delay, discourage, encourage, excite,
frighten, help, impress, induce, move,
please, prompt, puzzle, refresh, satisfy, surprise
中学生から医歯薬系大学を目指す
教わっていて解らなければ
プロではありません
やぎぬま塾が、「無生物主語構文」のハンドアウトとして生徒に提供している資料をご覧下さい。下記の例文は、著作権に抵触しないように引用先を示してある例文以外は、全てオリジナルな英文です。医学部受験を念頭に於いたこれら生き生きとした例文と、「ティーチャー柳沼の英語のツボ」から、主宰者である柳沼がどれ程時事英語に精通し、またどれほど教える事にも苦心してきたかを汲み取って頂ければ幸甚に存じます。是非、やぎぬま塾の体験授業にもお越し下さいますよう心よりお待ちしております。 |