■ティーチャー柳沼の「英語のツボ」■
  Bilingual 英語への道:やぎさんの
 Native 英語講座
           

第14回:易しいようで難しい! 「大きい、小さい」 の様々な表現.
big, large, little, small その(2)

今回は、前回学んだ “ big , large , small , little ” に就いて復習を兼ねながら、様々な実例に接し、完璧に使いこなせるようにして行きたいと思います。

前回学んだこれら 4 語の、基本的な定義を確認しましょう。


big, large, little, small の違いは次の通りです。

large, small
客観的・物理的な大きさや広さを表す語。
big, little
large, small と同じように客観的・物理的な大きさを表す事もあるが、それに加えて、主観的・感情的意味合いも含意する語。

 

次の例文に於いて日本語訳を参照し、 ( )内から適切な語を選んでみて下さい。

(1) Australia is a (large, big) country. It has registered seven fiscal surpluses for
   the past eight years.
(オーストラリアは大きな国です。過去8年間で7回の財政黒字を記録しました。)
語句
register:〜を記録する
fiscal:会計年度の cf. fiscal year:会計年度〔日本では4月1日〜3月31日を言う〕
surplus:黒字 cf. deficit:赤字
for the past eight years:過去8年間(の中で)
(2) Japan is issuing a (large, big) amount of deficit-covering bonds.
(日本は莫大な赤字国債を発行し続けています。)
語句
issue:〜を発行する
amount:量
deficit-covering bond:赤字債券、赤字国債
cf. bond:「債券」のこと 「国債」とは「政府が発行する債券」のことですので、正式には government bond といいますが、脈絡から特に混乱しない場合には government をつけなくても構いません。
(3) It comes as a (large, big) surprise to me that one of my friends has achieved
   steady success as an entrepreneur.
( 私の友達の一人が、起業家として着実な成功を収めているのは、私にとっては大きな驚きです。 )
語句
It : =「 that- 以下」をさす   
as : 〜として  
to me : 私にとって
achieve : 〜を達成する 
steady : 着実な   
success : 成功 
entrepreneur : 起業家
(4) Our (small, little) dog Pochi died last night!
( うちの可愛い犬のポチが昨晩死んじゃったよ。 )
(5) (small, little) and medium-sized companies
(中小企業)
 

それでは回答を見ていきましょう。

(1)は「オーストラリアの大きさ= size 」を言っていると捉えると、 large, big 共に正解です。 size に就いて言及する時は、 large, big のほかに great も可能です。気持ち的には、 large の場合には冷静に客観的数字を基本にしているのに対し、 big の場合は話し手がオーストラリアの大きさを認識していることを意味し、更に great は「大きいなあ」という感情的な気持ちが強くなります。

(2)の amount は「量」という意味であり、 big は使えず、客観的・物理的意味合いを強く持つ「量」的概念には large を用います。なお、 great を用いても構いません。

(3)は「感情」を表す語である surprise が用いられていますので、今度は large を使うことが出来ません。なおこの場合でも great は使用が可能です。

(4)は「可愛い」という感情が込められていますので、客観的な数字の面から見る small では、死んでしまった子犬があまりにも可愛そうですね。当然 little が正解になります。

(5)の「中小企業」は決まりきった言い方で、 small and medium-sized company と言います。「中小企業」という言葉の概念は、従業員の数とか売上高のような数字の面を暗示しますので、 little は奇妙ですよね。

 

今回も難しかったかなー? でも「石の上にも 3 年」といいますので、お互いにバイリンガルを目指して、忍耐強く頑張って行きましょう。

 

『ティーチャー柳沼の英語のツボ』では毎回、かゆいところに手が届く、これぞ英語のツボ!な事柄を紹介しています