ティーチャー柳沼の「英語のツボ」■
  Bilingual 英語への道:
 やぎさんのNative 英語講座

第12回:これは難しい! 「見る、聞く」の様々な表現.
look, see, watch, listen, hear の使い分けが出来れば
あなたはもうバイリンガル? その(2)

                                 

前回は、 look, see, watch, listen, hear の五語についてその意味的違いを見てきましたが、今回は前回学んだことに加えて、更に発展的な観点からこれらを見て行きたいと思います。

毎回同じパターンですが、まず前回学んだ事の確認をしましょう。
look, see, watch, listen, hear の五語を次のように区別しました。

look:
「(意識的に)視線を向ける」という意味の動作動詞。
see:
「(自然に)目に入る」という意味の状態動詞。
watch:
「(動いたり変化したりするもの、或いはその可能性のあるもの)を見る」の意。
listen:
「(意識的に)耳を傾ける」という意味の動作動詞。
hear:
「(自然に)耳に入る、聞こえる」という意味の状態動詞。

 

see の「目に入る」とは即ち、「周囲の様子を網膜に映し出し、その情報を脳まで伝え脳がそれを認識する」という意味であり、 look at は「視線を向ける」即ち「見ようとする」の意味です。 hear listen to に就いても同様の関係であり、 hear は「物音を鼓膜に振動させ、その情報を脳まで伝え脳がそれを認識する」という意味であるのに対し、 listen to は上記の枠内の説明の通り「聞こうとする」の意味です。

従って何処が違うかといいますと、たとえ目や耳の不自由な方( 視覚障がい者= visually- impaired person や聴覚障がい者 ( = hearing-impaired person) であっても see hear する事は不可能であれ look at listen to する事は出来るということなのです。

余談ながら、「障害者」という表現も漢字の「害」の使用を避け、最近では「がい」と平仮名を当てるようになっています。
それでは上記 5つの単語を用いた文を、幾つか見て行きましょう。

Watch out ! You are being followed by a stalker.
( 気をつけて 。あなたはストーかに付けられているわよ。 )
語句
watch out : 用心する、警戒する《 ♦ be careful よりも強意》
A follow B : A は B について行く、 A は B に従う
All the Budget Committee members should look at the unfairness seen in the tax system reform bill.
( 全ての予算委員会のメンバーは、その税制改革法案に 見られる 不公平さ に目をむけなければ なりません。 )
語句
the Budget Committee : 予算委員会
unfairness : 不公平
the tax system reform bill :
税制改革法案
hearing -aid ( 補聴器 )

Diet members ought to listen to the pros and cons of the pension reform bill.
( 国会議員は、年金改革法案の賛否両論に 耳を傾けなければ ならない。 )
語句
Diet : 国会
pros and cons : 賛否両論
the pension reform bill : 年金改革法案

例文に時事英語が使われていますが、徐々に慣れて下さいね。

 

『ティーチャー柳沼の英語のツボ』では毎回、かゆいところに手が届く、これぞ英語のツボ!な事柄を紹介しています。